第7 記録の読み方(一例)
教官が推奨していた読み方の手順
第1段階 問題文を読む。
目的:問題を把握する。→どちらの立場で論じるのかを把握する。
民弁起案は,どちらの立場もあり得るので,問題文をきちんとチェックする。間違えたら,即死亡。
第2段階 主張書面等を読む。
要件事実レベルの争点=大ブロックレベルの争点,小ブロックレベルの争点
訴状→答弁書→その他の準備書面
口頭弁論調書
訴訟物を把握した上,ブロックを作る。
code:※
ブロックは,必ず作ること!
第3段階 尋問調書を読む。
目的:①実質的な争点の場所を把握。
②重要な書証を把握。
尋問調書を読む。
尋問に使用されている書証をチェックする。
主尋問よりも,反対尋問,補充尋問が重要であることが多い。
第4段階 書証を読む。
目的:証拠の検討。
尋問で使われた書証が基本書証なので,それを重視する。
書証についての,有利不利の把握をすること。